子どもを取り巻く現状

「子どもの貧困」とは

今、わが国の実に9人に1人の子どもが貧困状態にあるといわれています。
この日本における「子どもの貧困」とは「相対的貧困」のことを指します。
相対的貧困とは、その国の等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯人員の平方根で割って調整した所得)の中央値の半分に満たない世帯のことを指し、子どもの貧困とは相対的貧困にある18歳未満の子どもの存在及び生活状況のことを指します。
こういった子どもたちは、毎日の衣食住に事欠く「絶対的貧困」とは異なりますが、経済的困窮を背景に教育や体験の機会に乏しく、地域や社会から孤立し、様々な面で不利な状況に置かれてしまう傾向にあります。


「子どもの貧困」の現状

貧困状態にある子どもは9人に1人

日本の子どもの貧困率は今、OECD加盟国の中で最悪の水準にあります。子どもの貧困率は、1980年代から上昇傾向にあり、今日では実に9人に1人の子どもが貧困状態にあるとされています。

グラフ1
1985年に10.9%であった子どもの貧困率は、2019年には13.5%となっています。

子どもの貧困率とは、相対的貧困の状態にある18歳未満の子どもの割合を指します。 国民を可処分所得の順に並べ、その真ん中の人の半分以下しか所得がない状態を相対的貧困と呼び、親子2人世帯の場合は月額およそ14万円以下(公的給付含む)の所得しかないことになります。こうした世帯で育つ子どもは、医療や食事、学習、進学などの面で極めて不利な状況に置かれ、将来も貧困から抜け出せない傾向があることが明らかになりつつあります。 子どもの貧困問題への対応は一刻を争う課題となっています。

児童虐待相談対応件数は年間21万件以上

また、子どもの貧困率の上昇とともに、児童虐待の件数も上昇の一途をたどっています。

グラフ2

生活の苦しさ、子どもを育てる環境の過酷さ、そうしたものも、虐待件数が増加している一因だと言われています。


私たちが関わる子どもの一例

小学6年生のAさん

発達障害の弟とともに生活保護を受けて暮らしているAさん。母は病気で働くことができず、食事の準備や部屋の掃除も充分にできません。
Aさんが家事を担うことが増え、学校に行くことがしんどくなってしまう日もあります。
浴槽にたくさんのごみが入っているため、週に2~3回シャワーをするだけ。そうした状況で、友達との距離も少しずつ遠くなっています。

高校1年生Cさん

シングルマザーの母親と兄弟5人で生活しています。下の弟2人は発達障害、姉は不登校。母は、毎日朝から夜中までトリプルワークで働いています。
学校では中学から頑張っていた吹奏楽部への入部を希望していましたが、部費や遠征費、楽器にまつわるものが高価すぎて買えないことなどを理由に入ることができませんでした。
学校から帰宅すると、起きたばかりでぼんやりしている姉、部屋中にあふれる物やごみ、大声で話す弟たちが待っています。
カップ麺やレトルトの食事を作って、みんなで食べる毎日。
学校からの下校途中に涙がこぼれることも。


私たちのミッション

だれもが個性を認められ、社会的に尊重され、
人や組織がつながりささえあう社会 を作るため、
HugLab(ハグラボ)では、
以下の様な活動をおこなっています。

  • 食事の提供
  • 相談業務
  • 学習支援
  • 居場所の運営

様々な困難を抱える
子供達のために、
あなたのお力を貸してください。

ともに社会を変える

わたしたちの活動の継続には皆様のご支援が不可欠です。
是非、この取り組みに対してご理解と共感をいただき、 ご協力をいただけますようよろしくお願いいたします。

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一般財団法人HugLab(ハグラボ) 代表理事 小谷公仁子

(イッパンザイダンホウジン ハグラボ ダイヒョウリジ コタニクニコ)

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HugLab(ハグラボ)は、こども食堂や居場所の運営、開設支援、学習支援、相談業務など、様々な困難を抱える人のために、明石市を中心に、活動しています。
共に活動してくださるボランティアの方募集の動画を作成しましたのでご覧ください。西明石にあるmama'sキッチンnonoでの活動も紹介しています。


動画は兵庫県立大学の学生さんが作ってくださいました。


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